晉書卷九十五 列傳第六十五 孟欽
孟欽
- 孟欽、洛陽の人。左慈・劉根の術を身につけ、百姓は惑わされて彼のもとへ集まった。苻堅は彼を長安に召したが、彼が民衆を惑わすことを憎み、苻融に誅殺を命じた。まもなく欽が到着すると、融は彼を留め置き、郡の官人を集めて大宴を開き、酒がまわった頃、目配せして左右の者に欽を捕らえさせた。欽は旋風に変じ、屋敷の外へ飛び去った。しばらくして城の東にいるとの報告があり、融は騎兵を遣わして追わせたが、追いつきそうになると突然遠く離れ、あるいは軍勢が現れて防ぎ戦い、あるいは前方に渓流が現れて騎兵が渡れなかったりして、ついに行方は分からなかった。堅の代が終わらぬうちに、再び青州で目撃された。苻朗が彼を追ったが、海の島へ入っていった。