晉書卷九十一 列傳第六十一 續咸

続咸

  • 続咸、字は孝宗、上党の人。孝行謹直で重厚な性格、道を貞正に守った。学を好み、京兆の杜預に師事し、『春秋』『鄭氏易』を専攻し、常に数十人の弟子に教授した。広く多くの書物を読み、才能に優れ文章と議論に長じた。また陳杜律(陳羣・杜預の律令解釈)を修め、刑法に明るかった。
  • 永嘉年間、廷尉平・東安太守を歴任した。劉琨が并州で制(皇帝代理の権限)を承けると、従事中郎とした。その後石勒の支配下に入り、勒は彼を理曹参軍とした。法の適用は公平詳細で、当時清廉と称され、公(古の名裁判官)に比された。
  • 『遠遊志』『異物志』『汲塚古文釈』各十巻を著し、世に行われた。97歳で、石季龍(石虎)の時代に没し、季龍は儀同三司を追贈した。