新五代史卷四十三 雜傳第三十一 王敬蕘

潁州の善政

  • 潁州汝陰の人。州の牙将から唐末の王仙芝の乱に際し刺史に代わって州を守り抜き刺史となった。魁偉で武勇に優れ30斤の鉄槍を得意とした。秦宗権の侵攻を幾度も撃退し、河南諸州が陥落する中で潁州だけは陥ちず、周辺の民が潁州に逃れ戸数2万に達した。
  • 梁太祖の淮南攻めに際し供給を厚くした功で沿淮指揮使、梁の淮南攻めが清口で大敗し敗兵が潁州を通過した際には大雪の中、薪を積んで暖を取らせ粥を振る舞い多くの兵を救った。武寧軍留後、のち節度使を歴任、太祖の代に致仕後、家で没した。