資治通鑑晉紀二十六 烈宗孝武皇帝 太元六年 381年
正月 孝武帝、仏法を宮中に取り入れる
- 孝武帝は初めて仏法を尊び、殿内に精舎を建て、僧たちを住まわせた。
- 尚書左丞の王雅はこれを諫めたが、帝は従わなかった。
- 王雅は王肅の曾孫にあたる。
二月 前秦へ大規模な入貢
- 東夷・西域の六十二国が前秦に入貢した。
六月 日食
- 六月朔に日食があった。
秋 交州平定
- 交阯太守の杜瑗が李遜を斬り、交州の反乱は鎮まった。
冬 武陵王晞の死と郗愔の司空任命
- かつて流された武陵王晞が新安で死去した。朝廷は新寧郡王を追封し、その子の遵に継がせた。
- 十一月、前會稽内史の郗愔を司空としたが、固辞して起たなかった。
十一月から十二月 桓石䖍、竟陵方面で前秦軍を破る
- 前秦の荆州刺史・都貴は、司馬の閻振と中兵参軍の呉仲に二万を与え、竟陵へ侵攻させた。
- 桓冲は南平太守の桓石䖍と衛軍参軍の桓石民らに水陸二万を率いさせて迎撃した。
- 十二月、桓石䖍は奇襲して閻振・呉仲を大破し、彼らを管城まで退かせた。
- さらに攻めて管城を落とし、閻振らを捕え、七千級を斬り、一万人を虜にした。
- 朝廷は桓冲の子・桓謙を宜陽侯に封じ、桓石䖍を河東太守に兼任させた。
江東の飢饉
- この年、江東で大飢饉が起きた。