資治通鑑秦紀 始皇帝 二十三年 前224年
王翦と楚軍の対峙
- 王翦は陳以南から平輿まで進んだ。楚は秦の大軍来襲を知ると、国内の兵を総動員した。
- 王翦は堅固な陣営に籠もり、楚軍が何度挑発しても応じなかった。兵士を休養させ、入浴させ、十分な飲食を与え、自ら兵と同じ食事を取って労わった。
楚軍の撃破
- 長期の休養後、王翦が軍中の遊びを尋ねると、兵士たちは石投げや跳躍をしていた。王翦は兵が十分に鍛えられたと判断した。
- 楚軍が戦えないまま東へ退くと、王翦は追撃し、精鋭を突入させて蘄の南で大破した。蘄は沛郡の県で、江夏の蘄春とする説は誤りである。
- 楚将項燕を戦死させ、敗走する楚軍を追って各地の城邑を平定した。項燕は項梁の父である。