說唐第六十三回 唐璧への恩に叔宝は刀を譲り、程咬金は朱登と戦い斧を振るう (報唐璧叔寶讓刀 戰朱登咬金逞斧)
秦叔寶、旧主・唐璧との対決
山東の唐璧が元帥・楚德と共に先着し劉黒闥と合流する。唐璧が挑戦すると秦叔寶が応じ、旧主への義理から三太刀を譲るが、なお挑みかかる唐璧を撃退する。楚德も出るが叔寶に討たれる。旧知の唐将たちが唐王朝への信頼から続々と関に集まり、秦王はこれを迎え入れる。
朱登の奮戦と正体
劉黒闥のもとに南陽の朱登、上樑の沈法興、通州の李子通が合流する。翌日、若き朱登が出陣し、程咬金・齊国遠・史大奈を次々に退け、尉遲恭とも互角に渡り合う。秦叔寶は、朱登が実は旧友・南陽侯伍雲召の遺児であり朱燦に育てられた者と見抜き、自ら出陣して素性と経緯を明かし、唐に帰順するよう説く。朱登は四王の手前表向きは戦い続けるものの、内心では帰順を決意し、わざと隙を見せて退く。