說唐第五十四回 李薬師は計略で五王を破り、草を射る計で飛鈸の陣を破る (李藥師計敗五王  高唐草射破飛鈸)

鐵冠道人、鼇魚太子を招請

馬賽飛が戻らず苦悩する孟海公。王世充は鐵冠道人の進言で、日本国の駙馬となった琉球国王子・鼇魚を招くべく道人を派遣する。

蓋世雄の飛鈸で唐軍が苦戦

相州の高談聖・楚州の朱燦も合流。高談聖配下の頭陀・蓋世雄が挑戦し、飛鈸(毒を仕込んだ暗器)で唐軍の将官二十余名を負傷させる。秦叔寶も被弾し、徐茂公は打つ手なく免戦牌を掲げる。五王はこれを好機とみて夜討ちを企てる。

李靖の来援と伏兵の配置

そこへ三原の李靖が来援し、軍師の印を受け継ぐ。李靖は毒による負傷者を薬で治し、洛陽軍の夜討ちを見抜いて秦叔寶・羅成・尉遲恭・白夫人・黒夫人・殷開山・馬三保・史大奈・張公瑾らを八方に伏兵として配置する。また程咬金には「高唐草」を取ってくるよう命じる。

夜討ちの失敗と大敗

夜半、王世充らが唐営に夜討ちをかけるが、もぬけの殻で罠にかかり、四方から伏兵に包囲され大敗する。五王はかろうじて逃げ延びるが、蘇定方・梁廷方の二将は姿を消し(逃走)、兵の大半を失う。退却中に秦叔寶の伏兵にも阻まれ、単雄信の助けでようやく本営に戻る。

高唐草の正体と蓋世雄討伐

程咬金は「高唐草」を取り違えて何度も失敗し、李靖に叱責され、代わりに蓋世雄の首を取ってくるよう三日の期限を課される。一方、尉遲恭は村で産婦の敷き藁(血のついた藁=本当の「高唐草」)を得て李靖に届け、これを矢に仕込んで蓋世雄の飛鈸を射落とす作戦を立てる。秦叔寶が再び蓋世雄と交戦し、飛鈸を射落とされた蓋世雄は動揺し、叔寶の鐧の一撃を受けて負傷、北方へ落ち延びる。