說唐第028回 徐茂公は知略で両路の兵を退け、楊林は怒って長蛇の陣を敷く (茂公智退兩路兵 楊林怒擺長蛇陣)
尚師徒を弁舌で退ける
尚師徒が十万の兵を率いて瓦崗に迫る。程咬金が招降を呼びかけると師徒は槍で応じるが、徐茂公らは多勢で取り囲み、彼の愛馬(毛を引くと妖しい嘶きで敵馬を怯えさせる)を封じつつ、私に持ち場を離れて出兵したことの罪、失敗すれば二重の罪になることを説いて翻意させる。師徒は納得して新文禮と共に兵を退く。
楊林、唐璧を叱責
一方、楊林は瓦崗西門に布陣し、賊を取り逃した節度使・唐璧を斬ろうとするが、唐璧は「三十六人の賊すら抑えられぬのに、なぜ秦瓊一人を長安から都から逃した大王を責めぬのか」と反論し、罪を免れる代わりに秦瓊捕縛の任を負わされる。
秦叔寶、唐璧を寝返らせる
唐璧が出陣を促すと、叔寶は「昏君の悪政の下では英雄が世を興す好機」と説き、唐璧の翻意を促す。唐璧は瓦崗と手を組み、旗を隋から「濟南王」に変えて山東へ引き上げる。
楊林、長蛇の陣を敷く
唐璧の離反を知った楊林は激怒し追撃しようとするが、城中の叔寶らが陽動をかけ、追撃と防御の間で楊林軍を翻弄する。ついに楊林は十二太保を率いて瓦崗を包囲する「一字長蛇陣」を敷く。徐茂公はこの陣を破るには楊林に匹敵する武勇の持ち主、燕山の羅成を呼び寄せるしかないと説く。叔寶は父・羅公に知れれば厄介だと渋るが、茂公は密かに王伯当を燕山へ遣わすことに決める。
楊林の太保を挑発
王伯当は単騎で隋営に乗り込み、楊林の第七太保・楊道源に対し「秦叔寶の従弟・秦叔銀が『楊林の目玉をくり抜いて灯りにする』と息巻いている」と偽りを吹き込み、伝言の名目で燕山行きの許しを得て立ち去る。