說唐第026回 好漢たちは牢を破り山東で叛旗を翻し、秦瓊は潼関を出て令箭をだまし取る (劫囚牢好漢反山東 出潼關秦瓊賺令箭)

楊林の詰問と叔寶の苦しい弁明

出頭した秦叔寶に、楊林はなぜ母を連れて来なかったかと問う。叔寶は母の病を理由に取り繕う。捕らわれた程咬金・尤俊達については、叔寶が「贓物や余党を明らかにしてから処断すべき」ととりなし、濟南府の牢に留め置かせることに成功する。楊林は叔寶に自分と共に長安へ赴くよう命じ、先に出立させる。

賈柳店の三十五豪傑、大挙して反乱を計画

事情を知った残りの豪傑たちは、徐茂公の指揮のもと、投獄された二人の救出と山東での蜂起を決意する。柴紹だけは巻き込まぬよう先に帰す。武具を箱や竹筒に隠して城内へ運び込み、秦母と嫁を先に避難させ、役割を分担して各城門・各衙門を同時に押さえる計画を立てる。

決行、牢破りと蜂起

夜半、合図の花火を皮切りに四方で放火・襲撃が起こり、混乱に乗じて張公瑾らが牢を破り、程咬金・尤俊達を救出。武具と府庫の銭糧を奪い、追ってきた知府・孟洪公らを王伯当が弓で射倒す。一同は小孤山へ落ち延び、募兵の旗を掲げる。

秦叔寶、盟約の書付から嫌疑を受ける

唐璧は秦瓊の家族が逃げ、家に血盟の誓文が残されていたことから、叔寶も反乱に加担した疑いで長安へ報告する。楊林はすでに叔寶を十三太保に取り立てていたが、報告を受けて疑いつつも旗牌の尚義を使者に送る。尚義はかつて叔寶に助けられた恩から真相を密告し、叔寶に逃亡を勧める。

潼関突破

叔寶は尚義の令箭を使い、偽って潼関の守将・魏文通に開門させ脱出する。追ってきた楊林と灞陵橋で対峙し、矢で応戦して足止めした後、橋の欄干に鈴を吊るして気配を残したまま単騎で潼関へ駆け抜け脱出に成功する。楊林は騙されたと知り、魏文通に追撃を命じる。