說唐第024回 秦叔宝は板を割り令状を焼き、賈柳店で血を刺し義兄弟の契りを結ぶ (秦叔寶劈板燒批  賈柳店拜盟刺血)

道中の小競り合い

柴紹は父・李淵の勧めで金銀を携え祝いに向かう。少華山の齊國遠・李如珪も祝い品を用意して下山するが、道中で羅成一行を見誤って強盗と勘違いし襲いかかり、逆に羅成に打ち負かされる。敗れた二人は単雄信・王伯当の一団と合流し、事情を知って羅成と和解、共に山東へ向かう。

程咬金、秦叔寶を「知り合い」と豪語

尤俊達も雄信の招集を受けて出立の支度をする。程咬金は行き先を聞き、祝いの相手が秦瓊だと知ると「幼なじみで恩人だ」と豪語する(幼い頃、父を殺された秦瓊母子と一時同居していた縁)。道中、久々に馬に乗った咬金は勢い余って単雄信の一行に喧嘩を売り、雄信・羅成と打ち合いになって負傷するが、俊達が取り成して合流する。

賈柳店に集う豪傑たち

一行は濟南城外の賈柳店に投宿し、次々と各地の豪傑(金甲・童環・柴紹・魏徵・徐勣ら)が合流する。程咬金は酔って騒ぎ、階下にいた海賊の魯明星・魯明月兄弟と諍いになるが雄信が仲裁する。

正体露見と秦叔寶の義侠

店主の賈閏甫は一行の異相を怪しみ、捕吏である秦叔寶に急報。叔寶が確認に訪れ、単雄信らと再会し、程咬金とも最初はすれ違うが正体を知って感激の対面となる。酒の席で樊虎が餉銀強奪事件の顛末(秦叔寶が捜索の板責めで苦しんでいること)を語ると、程咬金はうっかり「その賊は自分と尤俊達だ」と口を滑らせてしまう。叔寶は動揺した仲間を制し、自らの捕縛令状を刀で切り裂き燈火で焼き捨て、義を貫く。

血盟の誓い

徐茂公(徐勣)の提案で、集った三十九人の豪傑がその場で香案を設け、血をすすって生死を共にする誓いを立てる。誓文には全員の名が連ねられ、共に吉凶を分かち患難を助け合うことを誓う。叔寶は羅成を伴い帰宅し、母と対面させる。