說唐第023回 楊林は秦叔宝を無理に召し抱え、雄信は密かに緑林の矢文を伝える (楊林強嗣秦叔寶 雄信暗傳綠林箭)
疑われる秦瓊
楊林の探索方はなお緩まず、入城してきた双鐧を帯びた秦瓊(叔寶)を怪しみ、酒屋に誘い込んで鎌をかける。餉銀捜索の話に顔色を変えた叔寶の様子から響馬(賊)と決めつけ、楊林に急報。百名余りの手勢に囲まれた叔寶は、抵抗せず自ら王府へ出向く。
自ら名乗り出て取り立てられる
楊林の御前で叔寶は「歴城県の馬快・秦瓊」と正体を名乗るが、実は自分こそ楊林にかつて討たれた武衛将軍・秦彝の遺児であることは隠す。楊林は叔寶の風貌に感嘆し、亡き秦彝から得た黄金造りの甲冑と虎頭金槍を下賜、双鐧・槍の腕前に大喜びして義子(十三太保)に取り立てようとする。父の仇と知りつつ、叔寶は母を迎えに帰る猶予一月を条件に受け入れ、あわせて餉銀の捜索を緩めるよう頼んで許される。
期限切れと再びの捜索令
一月経っても叔寶が戻らないため、楊林は再び捕縛令を発し、歴城県の徐有德は前より厳しく捕吏を責め立てる。
母の祝賀に向け豪傑たちが動く
少華山の王伯当は、秦叔寶の母の六十歳の誕生祝いが近いことを単雄信に知らせ、雄信は緑林の仲間たちに「号箭」で招集をかける。幽州の羅公・羅成親子や柴紹らも祝いへの参加を決め、それぞれ山東へ向かう。