說唐第022回 馬快たちは叔宝を推薦し、小孟嘗は密かに登州へ入る (眾馬快薦舉叔寶  小孟嘗私入登州)

義兄弟の契り

尤俊達は程咬金と義兄弟の契りを結び(咬金が弟)、程母を伯母、俊達の妻を嫂として互いに礼を交わす。

正体は盗賊仲間だった

出立は夜まで待つよう俊達は言い、理由を「珠宝を扱うため人目を避ける」とごまかす。夜になり車を連ね出発すると、長葉林で数百の手下が「大王お迎え」と出迎え、咬金はようやく俊達が実は盗賊の頭であったと知る。驚きつつも「初犯なら罪は軽い」との言葉に乗り、仲間入りを決める。

王摃銀の強奪

咬金は「観風(見張り)」役を志願するが、実際には自ら西の道に出て、登州の靠山王・楊林(煬帝の叔父)が息子の羅芳・薛亮に護送させていた朝貢用の銀十六万両の一行に出くわす。単騎で斧を振るい羅芳・薛亮を撃退し、銀を奪う。逃げる二人に対し咬金はわざと「程咬金・尤俊達」の名を告げるが、二人は慌てて「陳達・尤金」と聞き違えて逃げ帰る。

隠蔽工作と楊林の怒り

奪った銀は俊達の屋敷の庭に埋められ、隠れ蓑として大がかりな法要(梁王懺)を四十九日にわたり営むことにする。楊林は激怒し、偽名の賊「陳達・尤金」を百日以内に捕らえるよう厳命、達成できねば府県の官吏を嶺南へ流罪、武官は罷免すると布告する。

秦叔寶の登板

歴城県の知県・徐有德は捕吏の樊虎・連明に厳しく期限を課すが手掛かりなく、二人は策を練り、節度使の旗牌となっている秦瓊(叔寶)を借り出すよう県令に進言。節度使・唐璧は渋々ながら「前程」を盾に説得され秦瓊を送り出す。秦瓊は少華山の王伯当・齊國遠・李如珪ら旧知の豪傑を訪ね嫌疑を確かめるが無関係と判明、「長葉林は尤俊達の縄張りゆえ新しい相棒が名を騙ったのでは」との推測を得て武南莊へ向かう。しかし俊達の屋敷では法要の最中で二十一日から続いているとの掲示を見て疑いを外し、そのまま登州へと向かう。