說唐第6回 樊建威は雪をおして友を訪ね、単雄信は金を惜しまず友情を全うする (樊建威冒雪訪良朋 單雄信揮金全義友)
叔宝、道中で倒れる
単雄信の追跡を恐れ夜通し急いだ叔宝は、疲労のあまり東嶽廟で昏倒する。廟の観主・魏徴(維揚の人、元吉安知州)が介抱し、静養させる。
単雄信との再会
兄の法事のため廟を訪れた単雄信は、養生中の病人が秦叔宝だと知って驚喜し、詫びながら二賢荘に連れ帰り厚く看病する。叔宝は単雄信の兄が唐公に誤射されたことを聞き、深く嘆息する。
樊虎、雪中に叔宝を訪ねる
一方、樊虎は済南に戻ったが叔宝が帰らぬため、母の依頼で潞州へ捜索に赴く。大雪の中、魏徴の東嶽廟に立ち寄り、叔宝の居所を知らされ二賢荘へ急ぐ。
単雄信の引き止めと厚遇
単雄信は叔宝の本復を待って帰郷させようと、まず樊虎だけを先に帰し、母への手紙と銀・潞綢を持たせる。密かに黄驃馬の飾り鞍轡と三百六十両の銀を用意し、餞別として叔宝に贈る。
帰郷の途につく
年を越え灯節も過ぎた頃、叔宝は単雄信の厚意に礼を述べ、鞍・鐧・路銀一式を携えて二賢荘を辞す。