說唐第4回 臨潼山で秦瓊が皇帝を救い、承福寺で唐公に子が生まれる (臨潼山秦瓊救駕  承福寺唐公生兒)

李淵一行、賊に襲われる

李淵一行が臨潼山の植樹崗にさしかかったところ、多数の強盗に囲まれる。実はこれは晋王と宇文化及父子が仕組んだ偽装の襲撃であった。李道宗・建成らが応戦するが劣勢に陥る。

秦叔宝の救援

廟で休んでいた叔宝は馬の異変で目覚め、山を駆け下りて乱戦に割って入り、金装鐧で賊を次々に打ち倒す。鐧が晋王の肩をかすめ、晋王は負傷して退く。捕らえた賊の白状から、太子(晋王)と唐公の不和が事の背景にあると知り、叔宝は関わりを恐れてその場を去る。

名を告げずに去る叔宝

李淵は救ってくれた壮士を追い、名を尋ねる。叔宝は「秦瓊」とだけ名乗り手を振って去るが、李淵は聞き取れず「五」と誤認して記憶する。帰路、誤って農夫を射殺してしまうが、詫びて金を与える。

承福寺での世子誕生

夫人竇氏が産気づき、一行は承福寺に投宿する。三更に世子(のちの唐太宗)が誕生する。李淵は寺内で柴紹の聯句を見て感心し、面会の上、娘を柴紹に嫁がせる約束をする。

潞州への帰路

叔宝は関口で樊虎と落ち合い、潞州に着いて解文の処理を待つ。長逗留で店の路銀が尽き、母の寿衣代の銀まで宿代に充て、蔡刺史への稟告でも粗忽から咎めを受けるなど困窮する。宿の主人王小二は妻柳氏の温情に反し、叔宝を冷遇し批文まで留め置いてしまう。