說唐第2回 東宮の座を謀り晋王は賄賂を贈り、燕山で叛き羅芸は挙兵する (謀東宮晉王納賄 反燕山羅藝興兵)
宇文述の三策
宇文述は晋王に、皇后を動かす苦肉計、朝中の信任厚い大臣を買収すること、東宮に罪を着せる内通者を得ることの三策を説く。晋王は財を惜しまず朝臣・宦官に賄賂を配るが、李淵だけは受け取らない。
楊素兄弟の抱き込み
宇文述は大理寺卿楊約に賄賂を贈り、兄の楊素を巻き込んで東宮廃立を図るよう説く。楊約は兄に東宮からの身の危険を偽って訴え、楊素は東宮廃立に同心する。楊素・皇后の讒言により、文帝の東宮への不信が募る。
羅藝の冀州挙兵と靠山王楊林の遠征
燕公羅藝は、岳父秦旭・秦彝父子が楊林に討たれたことへの復讐に燃え、冀州に兵を挙げる。楊林はこれを討つべく五万の兵で赴くが、羅藝配下の先鋒に張開・紀曾を討ち取られ苦戦する。
羅藝と楊林の和議
両軍が対峙する中、羅藝は「兵馬の自専」「聴調不聴宣」「生殺自専」の三条件を出して隋への帰順を申し出、楊林はこれを容れて奏聞する。文帝は羅藝を靖辺侯に封じ、燕山を世襲で守らせる詔を下す。楊林は帰途、登州の海賊平定にもあたり、その地を再興させる。
東宮廃太子事件
一方、太子の廐に馬を多く養い謀反を企てているとの東宮寵臣姫戚の讒言により、文帝は激怒し太子を廃して庶人とし、晋王を太子に立てる。異を唱えた大夫らも処罰されるが、李淵だけは太子への憐恤を上奏する。晋王はこの上奏を、李淵が張麗華斬殺の一件で自分を恐れてのものと疑い、李淵殺害を心に決める。