說岳全傳第七十二回 黒蛮龍は兵を率い岳王の墓を祭り、秦丞相は舌を噛み陰府に帰す (黑蠻龍提兵祭岳墳 秦丞相嚼舌歸陰府)
黒蛮竜、臨安に迫る
- 黒蛮竜は苗王を欺いて三関を越え、秦檜を差し出すよう求めて中原を進軍する。地方官はなす術なく糧草を差し出す。
- 秦檜は既に発背が悪化して寝込んでおり、報告を聞いて昏倒する。張俊・万俟卨・羅汝楫は高宗に事態を伏せたまま対応する。
- 高宗自ら秦檜を見舞うが、秦檜は譫言のように岳飛に打たれたと口走る。
黒蛮竜、臨安近郊で連勝
- 黒蛮竜は各地を破竹の勢いで進み、張俊配下の総兵・王武を一撃で倒す。棲霞嶺の岳飛の墓に参り、祭奠を行う。
- 張俊は策を用い、湖上で黒蛮竜を騙し討ちにして捕らえるが、韓世忠の子・韓彦直に救出される。二人は義兄弟の契りを結ぶ。
岳夫人の手紙で撤兵
- 張俊は時間稼ぎの和議を持ちかける一方、雲南の岳夫人に事態を知らせる働きかけをする。
- 岳夫人は忠義の名を汚さぬよう、黒蛮竜に撤兵を求める手紙を送る。黒蛮竜は無念ながらも岳夫人の意を汲み、墓前で再び祭りを行った後、兵を引き上げる。
- 張俊は朝廷に「洞蛮を撃退した」と偽って報告し、恩賞を受ける。
秦檜の最期
- 張俊が秦檜を見舞うと、秦檜は「岳爺、お赦しを」とうわ言を発する。
- その後、秦檜は自らの舌を噛み切り、血を吐いて絶命する。