說岳全傳第六十九回 擂台で戦い共に岳王の墓を祭り、冤罪に憤り潮神廟で泣いて訴える (打擂臺同祭岳王墳 憤冤情哭訴潮神廟)

打擂台での復讐

  • 岳霆ら一行は宿で、後軍都督張俊の子・張国乾が武術自慢の擂台を仕切っていると聞く。教師は岳飛旧部下・戚方の子、戚光祖・戚継祖であった。
  • 宿に投宿していた伍尚志の子・伍連、何元慶の子・何鳳、鄭懷の子・鄭世寶とも出会い、皆父の縁で結束し、擂台で仇討ちをすることにする。
  • 岳霆が擂台に上がり張国乾を投げ飛ばし、伍連がとどめを刺して殺す。一同乱闘となり、教師兄弟は逃走。一行は墓前に集まって岳飛を祭り、雲南へ向けて出立する。張俊は息子の死に激怒し捜索させるが行方は知れない。

王能・李直の憤りと潮神廟

  • 岳飛の旧臣・王能と李直は喪に服し方々の廟に祈願するも報いがなく、憤って神像を打ち壊すようになる。
  • 銭塘観潮の日、二人は潮神廟(伍子胥を祀る廟)を訪れ、伍子胥も讒言で死んだ身でありながら岳飛の仇討ちをしないのかと詰り、神像を打ち壊す。
  • 酒に酔い、城門が閉まったため岳飛の墓前で夜を明かすと、夢の中で天帝の詔が下り、秦檜夫妻・万俟卨・羅汝楫の罪状が確認され、いずれ地獄で裁かれること、岳飛一門の忠義が認められたことが告げられる。王能・李直の非礼も咎めず、二人は伍子胥廟の再建を誓う。

岳飛の霊、秦檜を懲らしめる

  • 秦檜は岳飛派の残る韓世忠らも除こうと更なる陰謀を企てる文書を書いていたところ、岳飛・王橫・張保の霊が現れて秦檜を打ち倒し、脅す。岳飛の霊は他の奸臣(万俟卨・羅汝楫・張俊)の家にも同様に現れて脅す。
  • 秦檜は倒れて気絶し、家人の何立が助けようとするが恐ろしい目に遭う。秦檜は靈隱寺での供養を約束して息を吹き返す。