說岳全傳第六十六回 牛公子は直言して父の怒りに触れ、柴娘娘は恩義をもって仇に接する (牛公子直言觸父 柴娘娘恩義待仇)
太湖畔の廟で王明と再会
- 一行は太湖畔の湖山廟に宿を求め、そこで岳飛の旧家将・王明と再会する。王明は同僚の家将たちと共に落ち延び、漁師らと組んで秦檜の使者・馮孝が積んだ岳家没収財産の船を焼き討ちする計画を立てる。
- 夜半、財産を積んだ船に火を放ち、馮孝を含む乗員を焼死・溺死させる。
太行山へ
- 一行は今後の方針を話し合い、母や兄弟が流された雲南へ向かうことを決め、途中太行山の牛皋に兵を借りることにする。
- 王明は岳飛の白玉駒と宝剣を岳雷に返し、一行と別れる。
- 太行山に着くと牛皋・施全らが出迎え、岳雷は事の次第を語る。牛通は父・牛皋が復讐もせず山賊のように暮らしていたことを詰り、牛皋は返す言葉もない。
- 牛皋は雲南行きの援軍を約束し、白い甲冑を用意して出兵の支度を進める。
岳夫人一行、南寧を通過
- 一方、雲南へ護送中の岳夫人一行は、かつて岳飛に討たれた柴桂の子・柴排福(梁王)が治める南寧を通りかかる。秦檜の書状を受けた柴排福は父の仇として岳家を討とうと兵を挙げる。
- 張保の子・張英が奮戦し、柴排福と互角の戦いを繰り広げる。
- 柴排福の母・柴娘娘は、実は先夫の非(謀反の企て)と岳飛の忠義を説き、秦檜に加担して仇を討つことを諌める。柴排福は考えを改め、岳夫人らを丁重に迎える。
- 柴娘娘は岳夫人と義理の姉妹の契りを結び、道中の危険(三関の総兵らが秦檜の指示で岳家を害そうとしていること)を案じ、自ら護送に同行することにする。
雲南到着と鞏氏夫人の受難
- 一行は柴王母子の護衛のもと無事雲南に到着する。土官の朱致は、鞏氏夫人(岳雲の妻)の美貌に目をつけ、自分に仕えるよう命じる。
- 鞏氏夫人はこれを拒み、辱めを受けるくらいならと堂前の石段に頭を打ちつけて自害しようとする。