說岳全傳第六十四回 諸葛は夢の中で兵書を授け、欧陽は獄中で巧計を施す (諸葛夢裡授兵書 歐陽獄中施巧計)
埋葬と流罪
- 銀瓶小姐の死を悼んだ後、岳夫人は棲霞嶺下に李という人物から無償で譲られた墓地を得て、岳飛・岳雲・張憲・張保・銀瓶小姐の五つの棺を葬る。
- 岳夫人一家は雲南への流罪として出発し、梁夫人は見送る。秦檜は墓を見張らせ、岳雷の行方を追う指令と湯陰の岳家財産没収の指令を出す。
諸葛錦の兵書
- 韓起龍らは臨安からの知らせで、岳家一門の顛末(処刑・埋葬・銀瓶小姐の死・流罪・財産没収・岳雷の指名手配)を聞き、岳雷は悲しみのあまり卒倒する。皆で墓参りに行くことを決める。
- 諸葛亮(諸葛孔明)の末裔である諸葛英が岳飛の死を嘆いて病没し、その子・諸葛錦は父の夢告げにより岳雷を助けるよう命じられる。
- 諸葛錦が旅の途中、廟で祖先・諸葛孔明の霊から兵書三巻(占風望気・行兵布陣・卜算祈禱)を授かる夢を見て、目覚めると実際に兵書を発見する。以後、道士姿で人相見をして生計を立てる。
岳雷との合流
- 岳雷・牛通・宗良・韓起龍・韓起鳳の五人が江都で諸葛錦の人相見の帳篷に立ち寄り、諸葛錦は岳雷の相を見て正体を言い当て、父の遺志により助力することを告げる。一同は意気投合し、共に臨安を目指す。
岳雷、瓜州で捕縛される
- 一行が瓜州に着き、岳雷が単独で渡し船を探しに行くと、実は秦檜の命を受けた捕吏二人が船に乗っており、岳雷と知れて捕縛され、知州・王炳文のもとに送られ投獄される。
歐陽從善の脱獄計
- 仲間たちは岳雷が捕らわれたと知り動揺するが、諸葛錦が占って救出できると告げる。
- 獄中で隣房にいた歐陽從善(あだ名「五方太歲」、私塩商いで力自慢の男)が岳雷の嘆きを聞き、牢役人たちを酒でもてなして酔わせ、隙をついて岳雷の鎖を外し脱獄させる。
- 城壁を縄で下ろされた岳雷を、諸葛錦が占いで予見していた通り仲間たちが城外で待ち受けて合流する。歐陽從善も共に脱出し、義兄弟に加わる。
- 一行は江辺の船を奪い、船頭を斬って対岸へ渡り、逃げ延びる。