說岳全傳第五十二回 厳成方は槌を比べ義兄弟の契りを結び、戚統制は暗箭で仇を討つ (嚴成方較錘結義 戚統制暗箭報仇)

王佐、再び岳飛の下へ

  • 牛皋の怒りを岳飛が制し、王佐を迎え入れる。王佐は西耳木寨の嚴奇が帰順を望むが、その子・嚴成方が岳雲との比武を望んでいることを伝えた。

戚方の暴走と誤解

  • 岳雲が城外で比武を待つ間、警護の統制・戚方が王佐の使者(実子・王成亮)を敵の詐術と疑い、問答無用で斬り殺してしまう。事情を知った岳雲は父に詫びるが、岳飛は真相を確認し戚方を杖罪三十に処し、王佐に謝罪する。

嚴成方、岳雲と義兄弟に

  • 十日後にようやく現れた嚴成方は岳雲と八十合余り互角に戦うが、岳雲の「流星趕月」の技で錘を弾き飛ばされ降伏。二人は意気投合し義兄弟の契りを結んだ(岳雲が兄)。

羅延慶の内応

  • 長沙王・羅延慶が挑発に現れるが、実は旧知の楊再興と示し合わせた偽装の一騎打ちで、羅延慶は宋への内応を約束する。

岳飛、暗殺されかける

  • 楊么方が「五方陣」を敷いて決戦の構えを見せる中、岳飛は夜陰に紛れて偵察に出るが、味方の陣中から放たれた矢に脇を射抜かれ瀕死の重傷を負う。
  • 牛皋が師から授かった丹薬で岳飛を蘇生させる。矢は敵ではなく味方の内部からの犯行と判明するが、岳飛は犯人を追及せず「仁徳で悔い改めさせる」と不問に付した。

楊欽と伍尚志、和議を装い岳飛に接近

  • 楊么は「五方陣」の総攻撃を計画するが、楊欽と伍尚志は密かに和議を口実に澶州へ赴き、実は岳飛への内応の意を伝える。
  • 伍尚志は楊么の養女である「公主」の正体が、楊么に一族を殺された姚平章の娘(岳飛の従妹)であることを明かし、岳飛は驚いて義兄妹の再会を喜ぶ。二人は互いの内応を確認し合い、楊么の下へ戻って偽りの和議交渉の顛末を報告した。

総攻撃の準備

  • 岳飛は韓世忠との水陸協同作戦のため、牛皋ら五名を援軍として派遣し、自らも澶州で決戦の陣を整えた。