西漢演義第71回 蒯徹は韓信を説き漢に背かせようとする (蒯徹說韓信背漢)
韓信、斉王印を要求
漢王の詔で成皋救援への出兵を求められた韓信は、蒯徹の勧めに従い、まず「仮の斉王」の印を求める上表を出す。漢王は激怒するが、張良・陳平の進言(今この状況で韓信を怒らせるのは得策でない)で思い直し、韓信を正式な斉王に封じることとする。
韓信、斉王に即位
張良が印綬を届け、韓信は正式に斉王として即位する。張良は成皋救援への出兵を促し、韓信は近く出陣すると約束する。
武渉の説得工作
龍且討死の報に霸王は動揺し、武渉を使者として韓信の翻意(漢を離れ楚に付く、あるいは中立)を説得させる。武渉は「漢を滅ぼしても韓信の地位は安泰でない」と説くが、韓信は漢王の厚遇への恩義を理由にこれを固辞する。
蒯徹の三分天下論
蒯徹は人相占いを口実に、天下三分・中立自立の策を重ねて説く。「功が大きすぎる臣下は主君に危険視される」という警句も引きながら説得を続けるが、韓信は漢王への恩義を理由に迷いつつも決断しかねる。そこへ、この話を聞きつけた者が声を上げて割って入る。