西漢演義第70回 韓信は沙を囊に詰め龍且を斬る (韓信囊沙斬龍且)

龍且の油断

龍且は高密に着き、韓信を「乞食に身をやつした過去の弱者」と侮る。周蘭は韓信の智謀を警戒するよう諫めるが、龍且は聞き入れず挑発の書状を送る。韓信は使者を厳しく罰して送り返し、決戦の構えを見せる。

濰水の計

両軍が対峙すると韓信は偽って敗走し、龍且は追撃して濰水を渡る。周蘭は水が涸れていることに不審を抱くが、龍且はこれを聞き入れず追撃を続ける。川中で灯火の標識を見つけ怪しんで倒すと、それが合図となって上流に堰き止めていた土嚢(柴武が用意)が切られ、大水が押し寄せて楚軍は押し流される。かろうじて岸に上がった龍且も曹参らに囲まれ討ち取られる。周蘭は闇に紛れて逃走。

斉の滅亡

龍且討死の報に斉王は動揺し、田光・田横と海島への逃亡を協議し実行するが、途上で夏侯嬰に阻まれ田広は捕らえられる。田横のみ逃れる。韓信は臨淄に入り斉地を平定する。

王印を求める策

蒯徹は韓信に、斉の地の利を説き、齐王の印を仮に借りて自らの根拠地とするよう勧める。折しも漢王からの使者が到着する。