西漢演義第66回 漢王は趙の陣営に馳せ印を奪う (漢王馳趙壁奪印)
曹咎の成皋守備
霸王は撤退に際し、曹咎に一万の兵で成皋を密かに占拠させ、漢が攻めても持久戦で対応するよう命じる。楚軍は一夜で撤退。
漢の追撃と成皋放棄
漢王は張良の進言で周勃・柴武に先鋒を命じ、慎重に成皋を出て韓信のいる趙へ向かう。曹咎は漢軍撤退に乗じて成皋に入城し守りを固める。
元帥印の奪取
漢王は趙の韓信の陣営に少人数で潜入し、韓信・張耳が寝ている隙に元帥印を持ち去る。目覚めた韓信・張耳は驚愕し陳謝するが、漢王は軍の警備の甘さを厳しく叱責する。張良・陳平のとりなしで韓信・張耳は処罰を免れ、韓信は改めて事情(燕斉の情勢不安、兵の休息の必要性)を説明する。漢王はこれに納得し韓信を大相国に任じ元帥印を戻し、張耳を趙王とする。
酈食其の六国復興策とその撤回
酈食其は六国の後裔を諸侯に立てる策を進言し、漢王は一時これに同意するが、後から知った張良が強く反対(項羽が健在の今、これを行えば人心が離散し天下取りが不可能になる)し、漢王は印の鋳造を取りやめて酈食其を叱責する。
敖倉と滎陽再攻略
酈食其は張良と相談のうえ、楚が放棄した滎陽・敖倉の兵糧庫を再確保するよう漢王に進言し、張良もこれに賛同、漢王は滎陽再攻略の兵を起こす。