三國演義第八十九回 武郷侯は四たび計を用い、南蛮王は五たび擒に遭う (武鄉侯四番用計   南蠻王五次遭擒)

竹橋渡河と第四次捕縛

  • 孔明は西洱河に竹の浮橋を架けて渡河。籠城戦を続ける孟獲軍に対し偽装退却で油断を誘い、河北岸に張った偽陣で足止めした上で包囲殲滅する。逃げ込んだ孟獲は孔明の待ち伏せに落とし穴で捕らえられる。四度目の捕縛でも孟獲は服従を拒み、孔明は再び解放する。

禿龍洞の毒泉

  • 孟獲・孟優兄弟は禿龍洞の朵思大王を頼り、四つの毒泉(啞泉・滅泉・黒泉・柔泉)がある難路に蜀軍を誘い込む策を取る。孔明軍は毒泉の水を飲んで倒れるが、伏波将軍馬援の廟の霊験と隠者(実は孟獲の兄・孟節)の助けで解毒法と薬草を得て窮地を脱する。
  • 井戸を掘っても水が出ない苦境も、孔明の祈りにより甘泉が湧き出て解決する。

第五次捕縛

  • 蜀軍が毒に侵されず難路を突破したことに驚いた朵思大王は動揺。援軍の楊鋒父子が実は孔明に恩を感じており、宴席で寝返って孟獲・孟優・朵思大王を捕らえて差し出す。五度目もなお服従しない孟獲を、孔明は「祖地の銀坑山で捕らえれば信じよう」との言葉を受けて解放するところで回を終える。