三國演義第四十七回 闞沢は密かに偽りの降伏書を献じ、龐統は巧みに連環の計を授ける (闞澤密獻詐降書   龐統巧授連環計)

闞澤の詐降書

  • 闞澤は漁師を装って曹操陣営に潜入し、黄蓋の降伏の書状を届ける。曹操は日付が明記されていないことを怪しむが、闞澤は「密かに事を運ぶのに日時を約束するのはあり得ない」と理を尽くして説き伏せ、曹操は疑いを解いて厚遇する。
  • 折しも蔡中・蔡和からも黄蓋処罰の裏付け情報が届き、曹操は闞澤の話を完全に信用する。闞澤は東呉へ戻り、黄蓋・甘寧と口裏を合わせ、蔡中・蔡和にも偽りの内応をちらつかせて情報を曹操側へ流させる。

連環の計

  • 曹操は依然半信半疑で、再び蔣幹を東呉へ派遣し真偽を探らせる。周瑜はこれを利用し、江東に身を寄せていた龐統(鳳雛先生)を使った計略を仕掛ける。
  • 蔣幹は周瑜に冷遇されたと見せかけられ、山中で偶然(実は仕組まれた)龐統と出会い、曹操への仕官を勧めて連れ帰る。
  • 曹操の前で龐統は陣立てを称賛しつつ、北方兵が船に慣れず病に苦しむ問題を指摘し、大小の船を鎖で連結して安定させる「連環の計」を献策する。曹操はこれを採用し、水軍の船を鎖で繋ぎ合わせる大工事を命じる。
  • (詩:連環の計が赤壁の勝敗を決したことを詠う)
  • 龐統はさらに江東の不満分子を寝返らせると申し出て曹操の信頼を得、民を殺さぬ旨の榜文まで得て東呉へ戻ろうとするが、江辺で正体を見抜いた人物に呼び止められる。