梁書卷四十七 列傳第四十一 江紑
江紑
- 字は含潔、濟陽考城の人。父の蒨は光禄大夫。13歳のとき父が眼病を患い看病に帯も解かなかった。夢に僧が現れ「慧眼水を飲めば必ず治る」と告げたが誰も意味を解せず、叔父の禄が草堂寺の智者法師に問うと『無量寿経』の「慧眼は真を見て彼岸に渡る」との句を示された。
- 父は感じ入って夏縣の田舎の家を寺として寄進し、詔で「慧眼寺」の名を賜った。創建にあたり古井戸を浚うと清冽な水が湧き、夢のとおりこの水で眼を洗い薬を煮ると病は癒えた。人々はこれを孝感と称した。仕進を好まず、父の死には墓側に廬して哭泣し、一月余りで没した。