梁書卷四十七 列傳第四十一 劉霽
劉霽
- 字は士烜、平原の人。祖父の乗民は宋の冀州刺史、父の聞慰は齊の工員即。霽は9歳で『左氏伝』を諳んじ、14歳で父の喪に至孝を示し哭くたび嘔血、弟の杳・歊と学問に励んだ。
- 天監中に出仕し諸官を歴任、治績で称えられた。母の眀氏が病むと五十歳の身で七十日間帯を解かず、『観世音経』を万遍近く誦した。夢に僧が現れ「寿命は尽きているが誠心により六十余日延ばそう」と告げ、実際その後に没した。
- 霽は墓側に廬して哀慟過礼、常に双白鶴が廬側に舞い降りたという。友人の阮孝緒が書を送り自愛を促したが、喪の明けぬうちに没した。享年五十二。『釈俗語』八巻・文集十巻を著す。弟の杳・歊はそれぞれ「文士傳」「處士傳」に見える。