遼史卷一百十二 列傳第四十二 華格
逆謀と誅殺
華格、字は薩蘭。隋国王実嚕の子で、性は陰険であった。当初、父の妾と密通し、事が露見することを恐れて剋蕭特依順らとともに父を殺害し、罪を特依順になすりつけて華格は罪を免れた。太祖即位後、恩恵を広く施す方針から、華格の凶逆を知りながらしばらく黙認して特哩衮に任じた。六年、華格は諸弟の乱に加わり、乱平定後、群臣の議で「華格は許すべきでない」との結論に至り、子の罕札とともに凌遅刑に処された。軍士にその財産を自由に取らせるよう勅が下った。帝は「華格は天を畏れず君に背き父を弑した、その悪は言葉に尽くせない、諸弟の乱もすべてこの者が教唆したものだ」と語った。