遼史卷八十五 列傳第十五 耶律諾衮

望都で王繼忠を捕らえた将

  • 耶律諾衮、字は延寧。太祖異母弟。南府宰相蘇の孫で膂力があり鷹狩りに長けた。統和四年、宋の楊継業侵攻の際、黄皮室糺都監として撃退し陥落した城邑を回復、諸衛小将軍を加えられた。宋討伐でも功を挙げ黄皮室詳衮に遷った。統和六年、再度の討伐で先鋒として宋の遊兵を定州で破り東京統軍使となり金紫崇禄大夫を加えられたが、奚王和碩鼐の烏舎討伐に従った際に戦況不利により金紫崇禄の階を削られた。統和十九年、南府宰相を拝命。統和二十一年、再度の宋討伐で将の王繼忠を望都で捕らえ多くを俘殺し、同政事門下平章事を加えられた。統和二十六年、遼興軍節度使となり、まもなく南府宰相に復し、開泰初年、尚父を加えられて卒した。