遼史卷八十五 列傳第十五 耶律轄哩

甘州討伐で流矢に倒れる

  • 耶律轄哩、字は烏庫哩。図吉部の人。統和五年、宋将楊継業の山西侵攻に耶律色珍に従い、常に先鋒として偵候に功があった。同年の宋討伐では、宋軍が滹沱河で防いだ際、轄哩は精騎で先に渡河し将の康保威を捕らえ、功により節度使の候補に世選された。太平元年、本部節度使に遷り、太平六年、蕭恵の甘州攻略に従うも落とせず、準布に包囲された軍を都監耶律尼嚕古と共に救援に向かい、哈屯城西南で敵と遭遇、陣を組む間もなく流矢に当たり卒した。