六韜疾戰

  • 要旨: 太公望は包囲され糧道を絶たれた窮地では、迅速果敢に動くことでのみ勝機があると説き、包囲突破後もさらに速さを保つことで敵将を敗走させられると論じる。

包囲時の対処

  • 武王が敵に包囲され前後を断たれ糧道を絶たれた場合の対処を問う。
  • 太公望は「これは天下の困兵(窮地の兵)である。急激に用いれば勝ち、緩やかに用いれば敗れる」と答え、四方に武衝の陣を構え、武車と驍騎で敵軍を驚き乱し疾く撃てば、横行して突破できるとする。

突破後の追撃

  • 武王が包囲を脱した後さらに勝ちを得たい場合の対処を問う。
  • 太公望は、左軍は速やかに左へ、右軍は速やかに右へ動き、敵と道を争わないようにし、中軍は前後に交互に動けば、敵が多数であっても敵将を敗走させることができると答える。