南史卷五十五 列傳第四十五 席闡文
席闡文
- 席闡文は安定臨涇の人で、貧しい出自から書史を渉猟した。齊の初め、雍州刺史蕭赤斧の中兵参軍となり、その子蕭穎胄と親しくなった。後に西中郎中兵參軍・領城局を歴任。梁武帝挙兵に際し穎胄に勧めて呼応させ、田祖恭を密使として銀装刀を献上し、武帝は金如意を返礼した。
- 齊和帝即位後は衞尉卿。萧穎胄が急逝し州府が動揺した際、和帝が幼弱で情勢が緊迫していたため、西朝の群臣と共に始興王蕭憺を迎えて州事を総べさせ、局面を鎮めた。武帝受禅後は都官尚書、山陽伯に封じられ、東陽太守として能吏の名を得、冬至には獄囚を放って期日通りに帰参させた。湘西侯に改封され、官にて卒し、諡は威。