明史卷一百四十五 列傳第三十三 王真

王真

  • 王真は咸寧の人。洪武年間に卒伍から身を起こし、功を積んで燕山右䕶衛百戸となった。
  • 燕兵が起こると九門を攻め、永平・真定で戦い、廣昌を下し、鴈門を巡り、滄州攻略に従い、南兵を滑口まで追って七千餘人を捕らえた。都指揮使まで累進した。
  • 淝河の戦いで、真は白義・劉江とそれぞれ百騎を率いて平安の軍を誘った。草を縛って袋に入れ、絹の束のように見せかけた。安が追撃すると、真らは偽って袋を捨てて逃げ、安の軍士が争ってこれを取った。そこで伏兵が起こり、両軍は激戦した。真は壮士を率いてまっすぐ前に出て斬った首は数知れなかったが、後続の軍が続かず、安の軍に幾重にも囲まれた。真は重傷を負い、続けざまに数十人を斬り殺したが、左右を顧みて「私は義として敵の手にかかって死ぬわけにはいかぬ」と言い、自刎した。
  • 成祖が即位すると金鄉侯を追封し、諡は忠壯。真は勇敢で頑健、知略があり、成祖はいつも追悼して「王真のように武を奮えば、どんな功も成らぬことはない。死ななければ功は諸將の筆頭であったろう」と言った。
  • 仁宗の時、寧國公を追封された。子の通には別に伝がある。