明季北略瀋陽陷 熹宗 天啟四年甲子 1624年

天変地異

  • 二月二十八日、空が黄色く日光が淡くなる異変。夜には天から軍馬が押し寄せるような轟音が響いた。
  • 二月三十日、北京で地震。三月四日、延綏榆林衛で頭二つ胴一つ尾二本足八本の奇形の豚が生まれた(東晋建武二年に同様の異獣が現れた際、劉隗の乱があったとの故事が引かれる)。
  • 六月五日、保定府下の各州県で地震があり城壁が倒壊、多くの死者が出た。

伝国璽の出土

  • 九月四日、彰化府臨漳県の農民が漳河のほとりで「受命於天、既寿永昌」の篆文を刻んだ璽を発見し、朝廷に献上された。

毛文龍、安州の戦い

  • 七月、後金は毛文龍に対して和議を持ちかけ懐柔を図ったが、文龍はこれを朝廷に報告し却って厚遇された。天啟七年(1627年)には後金軍の朝鮮侵攻に際し、安州で参戦し撃退に功を挙げた。

楊漣、二十四罪を弾劾す

  • 六月一日、御史楊漣は魏忠賢の二十四の大罪を弾劾する上奏を行った。魏忠賢は上前で泣訴して罪を免れ、逆に楊漣の疏を握りつぶし、諸臣の弾劾もことごとく握り潰された。楊漣はついに免職に追い込まれた。