舊唐書卷一百九十二 列傳第一百四十二 劉道合

劉道合

  • 道士劉道合は陳州宛丘の人。初め潘師正と共に嵩山に隠棲した。高宗はその名を聞き隠棲の地に太一観を建て住まわせた。宮中に召され深く尊礼された。泰山封禅の際、長雨が続いたため儀鸞殿で止雨の術を行わせるとまもなく晴れ渡り帝は大いに喜んだ。また泰山へ先に馳せ祈福させた。前後の賞賜はすべて貧民に施し蓄えを持たなかった。
  • 高宗はさらに道合に還丹を合成させ、丹が成ると献上させた。咸亨中に卒した。帝が奉天宮を営む際に道合の柩室を移す必要が生じ、弟子が棺を開いて改葬しようとすると屍は空の皮だけで背中が裂け蝉の抜け殻のようになり歯や骨もすべて失われており、人々は「屍解(仙化)」と評した。高宗はこれを聞き不快がり「劉師は私のために丹を合成し自ら仙化した、献上した丹も本物だったのだろう」と語った。