洪秀全演義第六回 羅大綱拝上帝に帰依し、韋昌輝酔って婆娘を殺す (羅大綱皈依拜上帝 韋昌輝乘醉殺婆娘)

洪秀全と秦日綱、投獄される

  • 洪秀全と秦日綱は桂平県の役人に捕らえられ、劣悪な牢に押し込められる。
  • 秀全は日綱に詫びつつ、蕭朝貴を通じて楊秀清に助けを求める策を思いつく。
  • 筆記具がない中、巡回に来た牢役人・韋昌輝と知り合う。昌輝は秀全の友人・胡以晃の名を聞き、秀全に心服して救出に協力すると申し出る。

楊秀清の団練軍

  • 楊秀清は蕭朝貴・李開芳・林鳳翔と協力し、募兵二千余名を選抜して四営に編成、紅旗を掲げた団練軍を組織する。
  • 略奪・婦女暴行・商売妨害・私的な報復を禁じる軍規五か条を定める。

韋昌輝、救出を持ちかける

  • 韋昌輝が楊荘を訪ね、秀全の投獄を蕭朝貴に伝える。
  • 折しも胡以晃と洪仁発も駆けつけ、一同騒然となる。仁発は団練軍で城を攻め落とそうと激高するが、周囲になだめられる。
  • 相談の末、韋昌輝が内応し、羅大綱の兵を借りて牢を襲う案が出るが、桂平までの距離を考え実行は難しいと判断。胡以晃・洪仁発が江口へ様子を見に行くことに。仁発は同行を強く主張し、口を慎むことなど条件付きで許される。

馮雲山、羅大綱を説く

  • 馮雲山は道士に扮し、検問の武官を言葉巧みに丸め込んで護送付きで江口を通過する。
  • 羅大綱の陣に単身乗り込み、間諜と疑われるが、弁舌で相手を圧倒し、豪傑として大義を為すべきだと説く。
  • 上帝信仰と挙兵の意義を語り、羅大綱を心服させ、決起の約束を取り付ける。

胡以晃、馮雲山と再会

  • 胡以晃は洪仁発を村の宿に残し、単身で羅大綱陣へ向かい、そこで馮雲山と出くわす。秀全投獄と韋昌輝の内応の件を伝える。
  • 雲山は牢襲撃は距離的に危険と判断し、金田の黄文金のもとに保護を求める案を提示。胡以晃は黄文金の「保良攻匪会」に望みをかけることにする。

韋昌輝の家庭の悲劇

  • 胡以晃・洪仁発は韋昌輝の家に戻り、翌晩の脱獄計画を練る。
  • 昌輝の後妻・王氏は隣家の若者・王艾東と密通しており、計画を盗み聞きして昌輝を脅迫し、離縁して王艾東に嫁がせるよう迫る。
  • 激昂した昌輝は酒の勢いもあって王氏を斬り殺してしまう。