高士傳卷二 宋勝之

幼くして孝を尽くす

  • 宋勝之は南陽安衆の人。幼くして孤児となり、五歳で父母を失い、谷城の聚落で育った。孝行の情が篤く、聚落の人々もこれに感化された。
  • 成長してからは礼をわきまえ、荷を負う老人を見るたびに自ら代わって背負い、狩猟で得た獲物は親しい人々に分け与えた。

遊学と交わりを避ける生き方

  • 貧しく姉に身を寄せていたが、数年後、長安に至って『易』を学び、その識見と信義の篤さで知られた。
  • 従兄の宋褒が東平内史であった時、使者を遣わして招いたが、勝之は「世の人々が求めるものは、私の願うところではない」と言って去った。
  • 太原に遊び、郇越のもとで羊を牧しながら、琴と書を楽しみとした。
  • 丞相の孔光がこれを聞いて太原に赴き招いたが、応じなかった。
  • 元始三年、太原で病没した。