高士傳卷二 安丘望之
出自と学問
- 安丘望之は京兆長陵の人。若くして『老子』の経を修め、恬静な人柄で仕官を求めず、「安丘丈人」と号した。
成帝の招きと晩年
- 成帝がこれを聞いて会おうとしたが、望之は辞退して応じなかった。帝はその道徳の深さから、常に彼を宗師として遇した。
- 望之は敬われることを高しとせず、いよいよ身を退いて民間で医を業とした。
- 『老子章句』を著し、老子の学に「安丘の学」と呼ばれる一派が生まれた。
- 扶風の耿況・王汲らは皆彼に師事して『老子』を学び、望之は生涯仕官せず、道家に宗と仰がれた。