金史卷六十八 列傳第六 伊克
世祖を支えた親族たち
- 伊克は景祖の後裔で舎音水完顔部の貝勒であった。同部の巴哩貝勒、鄂敏水富察部の歓托和貝勒・蘇都貝勒、特克新特布水完顔部の安図貝勒、図卜穆爾水温特赫部の和囉海貝勒らも共に帰属し、金は以後さらに強大化した。粛宗が和諾克を拒んで再び敗れた際、世祖は罕都・伊克に本部穆昆の兵で助けさせた。伊克は罕都とともに常に世祖の側にあり、居ては謀議に与かり出ては陣に赴き、離れることはなかった。天会15年、銀青光禄大夫を追贈され、明昌5年、特進・忠済と諡され、代国公罕都、特進和卓、開府儀同三司博諾、儀同三司巴達とともに世祖廟廷に配享された。子に阿里布・固納・額爾古訥・薩克達があり、薩克達の子に芬徹がある。