間書劉鄩、油売りに変装させて兗州を取る

『通鑑・唐紀』にいう。王師範は行軍司馬の劉鄩を遣わして兗州を攻め取らせた。当時、泰寧節度使の葛従周は、その兵をことごとく率いて邢州に駐屯していた。劉鄩はまず人を油売りに扮させて城中に入らせ、城内の虚実と、兵を進め入れることのできる場所とを探らせた。丙午の日、劉鄩は精兵五百を率い、夜に水路の穴から城内に入った。夜が明ける頃には、城中の軍はことごとく制圧されていたが、市中の人々は誰もそれに気づかなかった。