西夏書事卷五 宋太宗(契丹統和十年) 淳化三年 992年

銀州再占拠と互市要請

  • 春正月、保吉が再び銀州に入り占拠し、契丹の兵が大掠奪を行った。保吉は保忠に契丹への帰順を誘った後、自らも銀州を占拠したが、契丹主は保吉の二心を疑い韓徳威を遣わして詰問させ、保吉が出頭しなかったため徳威は掠奪して帰った。
  • 夏四月、陝西との互市を求めた。継遷が契丹との婚姻以来蕃族への依存で財源が乏しくなり、互市を願い出て太宗はこれを許した。
  • 冬十月、再び契丹に貢いだ。韓徳威の侵掠を契丹に訴え、契丹主が慰撫の詔を出したため。
  • 十一月、趙保忠が白鶻を貢いだ。保忠は契丹に臣従しつつ保吉と密謀を深めていたが、朝廷はこれを知らず銀夏の平穏を喜び恩賜を厚くしていた。