西夏書事卷五 宋太宗(契丹統和十一年) 淳化四年 993年
慶州侵攻と塩禁令
- 夏四月、保吉が叛き慶州に侵攻した。宥・夏等州の返還を求めて拒まれたことに怒り、蕃部都指揮使李大信に慶州を攻めさせたが、知州劉文質の私費による恩賞で士気が奮い撃退した。
- 秋八月、原州に侵入した。牛欄砦を包囲し団練使石保普と数日対峙したが撤退した。
- 冬十月、環州を包囲し、塩禁令が解かれた。転運副使鄭文寶の提言により青白塩の交易を禁じて西人を苦しめる策が取られたが、蕃族が困窮して逆に叛き環州を攻めたため、太宗は禁令を解いた。