十国春秋卷八十八 吳越十二 列傳 陳詢

陳詢

  • 陳詢は餘杭の人で、睦州刺史の晟の弟である。晟は州にあること十八年で卒し、子の紹権が嗣いだ。詢は紹権を退けて自ら立ったが、武肅王が命じたことでないことを懼れ、内心自ら安んじられなかった。徐綰・許再思の乱に及んで、ひそかに田頵に通じたが、頵が敗れるといよいよ懼れた。王が桐廬県を使府に隷せしめ、また軍賦を徴すると、詢はついに命に従わなかった。天祐二年、淮南に逃げ奔った。