十国春秋卷八十八 吳越十二 列傳 朱景環

朱景環

  • 朱景環は算術に神妙で、天寳年間、広陵王の元璙が中呉軍を鎮する頃、景環は盤門駅に居て上書し、「任に着いてから、法に照らせば三十年の安寧を得るであろう」と述べた。元璙はその説があまりに遠すぎるとしてまだ奇異には思わなかった。ろうそくを命じて燃やし去らせたが、天福の子丑の年間に至って、ふとその事を思い出し、急ぎ景環を召してこれを問うと、「算数は定まりました。願わくば大王は後事をお考えください」と言い、まもなく果たしてその言のとおりになった。