十国春秋卷四十四 前蜀十 列傳 滕昌祐

生涯

  • 滕昌祐、字は勝華、もとは呉の人であったが、後に両川に遊歴し、ついに蜀の人となった。
  • 志趣は高潔で、婚姻もせず仕官もせず、常に幽閑の地に住居を構え、花・竹・杞・菊を栽培し、植物の栄枯を観察して、そこに意を寓した。
  • 長くしてその形似を得るようになり、それゆえ花鳥・蝉蝶を描くことを得意とした。後にはまた鵞鳥を描くことで名を得た。前蜀・後蜀を経て、年八十余で卒した。