十国春秋卷四十 列傳 張造
張造
- 張造は龍州の人で、唐の僖宗に仕えて衛将軍を拝した。おそらく随駕五都の一人であろう。まもなく神策軍使を授けられた。僖宗が興元に行幸したとき、高祖を遣わして兵を率いて三泉に屯させ、また張造に晉暉とともに四都の兵を率いて黒衣に屯させ、桟道を修めて往来を通じさせた。まもなく楊復恭に忌まれ、萬州刺史として左遷された。当時、秦宗権の一党の常厚が白帝に駐屯していたが、成汭の将許存に破られて萬州に逃げ込んできた。造はあらゆる手立てを尽くしてこれを拒ぎ、厚は綿州に逃走し、萬州はこれによって全うされた。後に高祖に従って茂州刺史となり、まもなく卒した。武成元年、高祖は旧功を記録し、有司に勅して追贈・加恩を命じた。