百戰奇略斥戰第三十一
- 要旨: 行軍には常に斥候(偵察)を先行させ、敵の動きを早くに把握して備えるべきだと説く。
原則
- 平地では騎兵、険阻な地では歩兵を斥候とし、五人一組で旗を持たせて前後左右を絶えず見張らせ、敵を発見次第速やかに主将に報告して備えさせるべきだとする。
史実に見る実践
- 前漢宣帝の時、羌族の反乱に対し、老将趙充国は自ら現地に赴いて実情を見極め方略を立てることを願い出た。
- 渡河の際は夜のうちに精兵を先に渡らせて陣を構え、敵の少数の騎兵による挑発には応じず、遠く斥候を放って敵情を探り続けた。
- 常に斥候を先行させ、行軍中も駐屯中も備えを怠らない持重の姿勢を貫き、士卒を大切にしながら計を先立てて戦い、ついに羌の反乱を平定したとする。