百戰奇略澤戰第三十二
- 要旨: 沼沢地や崩れた地形を通過する際は速やかに通り過ぎるべきで、やむを得ず宿営する場合は亀甲状に中央を高くして四方に備えるべきだと説く。
原則
- 沼沢や崩壊地では長居せず速やかに通過し、やむを得ず野営する際は中央を高くした環状の陣で四方の敵と水害に備えるべきだとする。
史実に見る実践
- 唐、調露元年、突厥討伐に赴いた裴行儉は、いったん設営した陣を将士の反対を押し切って高台に移させた。
- その夜、暴風雨に見舞われ、元の陣地は一丈余りも水没し、将士は皆その先見に驚嘆したという。
- なぜ天候を予見できたのか問われても詳しい理由は明かさず、今後も自分の指図に従うようにとだけ答えたとする。