百戰奇略知戰第三十
- 要旨: 戦う場所と時を前もって知り、敵をこちらの計画通りに誘い出せば必ず勝てると説く。
原則
- 戦う地と日をあらかじめ知っていれば、備えは的確になり守りも固くなるとする。
史実に見る実践
- 戦国、魏・趙の連合軍が韓を攻めた際、斉は田忌・孫臏を将として魏の都大梁を直接突く策を取り、魏の龐涓を韓から撤退させた。
- 孫臏は斉軍を弱く見せかけるため、竈の数を日ごとに減らしていく偽装を行い、龐涓に斉軍が逃亡兵で消耗していると誤信させて追撃させた。
- 孫臏は龐涓の行軍速度を計算して馬陵の隘路に伏兵を配置し、木に「龐涓この樹の下に死す」と書き記して合図の火を待たせた。
- 果たして龐涓は夜にその木の下に至り、伏兵の一斉射撃を受けて魏軍は大混乱に陥り、龐涓は自刎したとする。