百戰奇略眾戰第十一
- 要旨: 我が軍が多数で敵が寡兵のときは険阻を避け、平坦で広い地に構えて統制よく攻めるべきだと説く。
原則
- 兵力で優る場合は険阻な地を避け、平易広闊な地で鼓・金の合図に従って進退すれば必ず勝てるとする。
史実に見る実践
- 東晋・淝水の戦いで、前秦の苻堅が淝水を挟んで晋の謝玄と対峙した際、謝玄は「軍を少し退かせて渡河させてほしい」と申し入れた。
- 苻堅は退却しつつ渡らせた敵を鉄騎で急襲するつもりだったが、後退の号令で秦軍は統制を失い混乱した。
- 謝玄・謝琰らはその隙に精鋭で渡河して攻め、淝水南で秦軍を大破したとする。